エネルギー消費を抑える

エコフレンドリーな注文住宅というのは、環境に優しい家のことです。このようなエコフレンドリーな注文住宅を建てることは、地球の資源の節約や気候変動の防止につながります。この点、そのような注文住宅のデザインを決めるにあたってまず意識すべきなのは、なるべくエネルギー消費を抑えられるようにするという点です。そのために重要なのは高気密・高断熱の性能を持つようなデザインにすべきという点であり、例えば断熱性能が落ちてしまうような開口部の大きな窓の設置などは避けた方がよいでしょう。ただし、自然光や自然風を利用することによって、照明や換気の電力の節約につながるので、そのための窓やドアを設けるというのは問題ありません。

自然との調和を考える

エコフレンドリーな注文住宅のデザインを考えるに際しては、自然との調和を勘案することも大切です。地域の文化や周囲の景観を踏まえて、自然の素材や地元の色彩を取り入れるようにしてください。また、可能であれば生物多様性の観点から、屋上や壁面を緑化するというのも一案です。緑豊かな建物はナチュラルな印象を与えられるだけでなく、断熱性にも優れているなど、多くのメリットがあります。ただし、一方で施工にあたって万全の防水対策が必要になるといった注意点も少なくないので、建物を緑化しようとする場合には、必ずあらかじめ建築会社に相談するようにしてください。加えて、リサイクル可能な外壁素材を使用するといったことも、検討してみるとよいでしょう。