コンセプトを固めること

注文住宅のパーソナルデザインを検討する上でまず重要なのは、マイホームにどのようなコンセプトを持たせるのかを決めることです。ここでコンセプトというのは、注文住宅のテーマや目指す暮らし方などを端的に表現することができるフレーズであり、例えば「和モダン」や「シンプル」、「ナチュラル」、「北欧風」、「カントリー調」といったものが該当します。このようなコンセプトを決めると、建物の全体的なイメージや方向性がクリアになり、数多くあるデザインの中から希望に合うものを絞り込むことが可能になるのです。 なお、コンセプトを決める場合には、自分の好みの色や素材、家具などを参考にしたり、雑誌やインターネットでお気に入りの家の画像を探してみるというのもおすすめです。

バランスを考えること

コンセプトが固まれば、次に家のバランスを考えるようにしなければなりません。ここでバランスというのは、家の外観とインテリアの調和や、それぞれの部屋の役割や広さの配分などのことです。全体のバランスを考えるようにすると、家の美しさや機能性を高められるのですが、その際には次のようなポイントに注意する必要があります。 まず第一に、外観のデザインは周囲の景観とマッチするようにしなければなりません。あまりに個性的なデザインにしてしまうと周りから浮いてしまう恐れがあるので、そうならないように注意しましょう。第二に、外観のデザインが固まれば、それに合った内装のデザインにするように心がけることが肝要です。外観が洋風にもかかわらず内装が和風だと、ちぐはぐな印象の家になりかねないので、必ず外観と内装の調和を意識するようにしてください。